飼育して1か月でわかった日本産小型ナマズ アカザの習性

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我が家でアカザを飼育して1か月がたちました。

まだ1か月ではありますがアカザの習性についてわかったことがあったので、

アカザを飼育するにあたっての注意点も交えて、少しまとめてみたいと思います。

目次

・観察について

・隠れ家について

・エサについて

・水質について

・観察について

アカザは夜行性なので、日中にはほとんど姿を見せてくれません。たまに隠れ家である岩陰の中でも場所替えをしたいのか、移動しに出てくることもありますが数秒でまた別の岩陰に移ってしまいます。なので観察は基本的に夜間、部屋の電気を消してからになります。

なので、自分は赤外線を写すことのできるカメラと赤外線ライトを使って夜間の観察をしています。部屋の電気を消すと1分くらいで水槽内を泳ぎ回り始めるので、動画の撮影は非常に簡単に行うことができます。

どうしても明るい場所で見たい場合はエサのにおいをさせるといいです。うちのアカザはアカムシが好きなので、冷凍アカムシの汁?を数滴、水槽に入れると岩陰からでてきて餌を探し始めます。ちなみにアカムシをお箸でつまんでアカザのヒゲに触れさせると、アカザがお箸に食いついてくれてエサやりを体験させてくれます。

エサやりなどで明るい場所に慣れさせると、そのうち日中も姿を見せてくれるようになるそうなので、そのうち試してみようと思います。

・隠れ家について

アカザは夜行性ということもあって、明るい時間帯だとよほどのことがない限り姿を現してくれず、ずっと岩の陰で生活しています。そして、暗い時間帯も岩陰から出たかとおもいきやすぐに岩陰に戻る、というのを短いサイクルで繰り返しているようです(1:40あたり)。

なので岩の選定はアカザにとっても、そして水槽の景観を考えても重要な要素だと思っています。

www.youtube.com

隠れ家:水草

立ち上げ当初は石が隠れ家になるのかいまいち不安だったので、水草の隠れ家も導入していました。水草アナカリスで直径10 cmくらいの範囲に茂らせているのですが、もちろん日中は岩陰に隠れており、水草の隠れ家は全く使ってくれていません。

夜中に観察してみても水草には目もくれず、水草の周りの開けた場所で休憩することのほうが多いくらいでした。

・エサについて

エサは乾燥アカムシを沈むように変えて与えています。うちにお迎えしたアカザはネットで購入したものなのですが、販売元ではアカムシを与えられていたのか、冷凍アカムシの食いつきが非常によかったです。

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アカザはにおいなどでエサを見つけていると思われるので、アカムシのにおいがするエサなら冷凍のものでなくても問題ないと思い、乾燥アカムシを与えたところ非常に食いつきがよかったため、保存がきくこともあり乾燥アカムシを使っています。

参考:アカザが勝手に食いつくおすすめの餌 – 秋屋

また、生餌になればいいなと思いミナミヌマエビも入れているのですが、まったく食べられていない状況です。これは、アカザが自分のヒゲに触れたものをエサかどうか判断していると思われるのですが、ヒゲが触れた瞬間にエビが逃げてしまうため食べられない状態です。

なのでやはり野生でエサとしている川虫みたいに、比較的動きが遅いか砂利のように逃げるにあたっての障害物がある場所でないと捕食できないのではないかと思っています。

・水質について

きれいな川にしか生息しないと言われているアカザですが、わが家の水槽は立ち上げ初期はもちろんのこと、1か月が経過した今もかなり悪質な水質を維持しています。

しかし、アカザは元気に生きているので、水質悪化にはかなり強いと思います(もしかすると、自然界で水質が重要となるのは、アカザの餌である水生昆虫の生息に影響するからでなないかと思っています)。

以上、アカザの生態についての紹介でした。

アカザの習性についてネットで軽く調べた程度ではなかなか詳しい情報がありませんでしたので、簡単ではありますがまとめてみました。

また新しく分かったことがあれば随時まとめていきたいと思います。