水槽でドジョウを産卵させるために その2|水温変化

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水温が重要。

恒久的水域である河川から、一時的水域である水路に入って成熟する。その後水田で産卵する。

水槽で自然繁殖させることも可能にするために、なぜ水路に入る必要があるのか、なぜ出産は水田で行われるのか?を明らかにしたい。

前の記事では、メスの成熟のために水温が25℃が最適であることがわかります。

では水路や水田の一時的水域に移動するのは、恒久的水域より温度が高いからだと思われます。

水路と水田の温度の比較になりますが、「農家の水管理が水田の水温に与える影響」では水田の出口(水尻)温度は水路の温度より7℃も高いことが示されています。

文献より作成

水路は25℃前後であり、ドジョウの成熟に最適な温度になっています。また水田の出口温度は30℃を超える温度になる場合もあり、卵の成熟の上限温度を超えてしまいます。

この高い温度が、産卵にどのような影響を与えるかについては、「淡水魚の水田周辺における一時的水域への侵入と産卵」の考察で仔魚のエサが豊富となる可能性が示唆されています。

とりあえず、前回の記事も参考にすると、日照時間を長くし、水温の低い水槽と高い水槽の両方を行き来できるようにしておくことで、自然産卵を誘発できると考えられます。