Jetson nano用赤外線カメラIMX219の画角 〜被写体からの距離と撮影範囲〜

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Jetson nanoやラズベリーパイ用のカメラとして使われているIMX219について、画角の違いについて試したので紹介します。

IMX219には、画角が160°のものと77°などいくつか種類があります。文字通り、160°のほうが広い範囲を写すことができるわけですが、実際にどの程度違うのか写真を撮ってみました。

まず、外観(右が160°、左が77°です。)160°は真ん中に大きなレンズがついていますが、77°は比較的シンプルな構成です。ちなみにレンズの両側に2つついているのが赤外線ライトです。

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カメラの外観(右が160°、左が77°)

Jetson nanoで撮影した画像

どちらも水槽から20cm離したところから撮影しています。

まずは160°です。160°は比較的広い範囲で撮影ができています。撮影範囲としては横が50cm、縦が30cmくらいです。ただし、画面端のものが引き延ばされて曲がったように写っています。

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次に77°です。横幅20cm、縦15cm程度の範囲が撮影範囲になりました。

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77°はすでに水槽が画角いっぱいに移っているので、さらに広い範囲を撮影したいと思ったときには160°のほうが使い勝手がよいです。水槽の一番長い辺が50cm程度あるので、最近は160°のほうを使用して撮影することが多いです。

以上、赤外線カメラIMX219の画角について紹介しました。

youtubeで夜間の撮影をした動画も上げてますので、よければご覧ください。

youtu.be